「いま、考えること。」
新型コロナウイルスの影響により、人々は活動自粛を余儀なくされました。
不要不急の営為が危ぶまれ、芸能もまた、厳しい立場に立たされています。
芸能とは何か? 芸能の持つ力とは何なのか?
こういう社会状況であるからこそ、多くの人々と考え、
思いを重ねていくことが大事なのではないか。
今回、オンライン配信を活用することで、素謡《半蔀》と立花の実演、
演者の鼎談、視聴者との対話の場を企画しました。
事前登録制にて、無料でご視聴いただけます。(先着100名)
当日はメールやチャッ卜により、みなさんと双方向の対話を試みます。
なお、本公演は写真撮影のうえ、後日書籍を出版する予定です。
ことばの力、花の自然観、座敷の明暗、場の共在。
「ことばとわざ」を通して、日々を見つめ直します。
◎出演:有松遼ー(能楽師ワキ方高安流)
林宗一郎(能楽師シテ方観世流)
珠寳 (花士・銀閣寺初代花方)
◎企画・主催:有松遼ー
能楽師ワキ方高安流。谷田宗二朗・飯冨雅介に師事。
新作能『高虎』『新〈淇〉劇』執筆、石牟礼道子原作・志村ふくみ衣裳の『沖宮』共同制作も手がける。
共同通信「能楽いろは」、朝日新聞「四季つれづれ」連載などを担当。
京都大学大学院博士課程(国文学)研究指導認定退学、同志社女子大学嘱託講師。
能が現代に生きる芸能・舞台芸術であることを問い続ける。