【Co-program 2019カテゴリーA(共同制作)採択企画】
今年、京都芸術センターでは、Co-program にてニカサン/三野新と共同でプロジェクトを実施しています。
昨年発表された映像・パフォーマンス作品『アフターフィルム』を経て、Chim↑Pomによる「にんげんレストラン」で行われた「『息』をしつづけている」は、会期中何度も投身自殺に遭遇した三野の衝撃的な経験を元に制作された。ベケットの不条理戯曲から始まった二つの異なるパフォーマンスを融合し、架空の未来を舞台にした演劇公演を東京・京都で上演する。本公演に向けて、京都では、6月に街との身体的な関わりから作品を立ち上げる創作ワークショップを行い、7月に試演会を行った。上へ上へと伸びていく都市開発で増殖する、均質で滑らかな風景のなか、「うまく生きる/死ぬ」こともまた、共に形を変えていくのか。