創業三十周年記念展「不易」以来 京都では五年ぶりの個展を開催いたします。
テーマは「大きな羊」美しいという言葉に含むあこがれやこめられた思い。
また時代の移り変わりによる 美意識の変化。
ステイタスだけではなく、自分らしくありたいと願う スタイルとしての美しさ。
アートスペース余花庵にて個展を開催いたします。
帯ときものに加えて場のしつらえにあわせて織楽の帯・キモノによる掛軸を作り発表いたします。
羊が大きくなる
それを美しいとよむ
始まりは豊かさへの憧れ。
金銀財宝に値する
美しい錦の織物
時の人を飾り
豪華絢爛なステイタス。
時は移り
陰翳のうつろひに
美しさを求めて
私は大きな羊の夢を見る。