このたび、昨年4月に開催した「茶会型パフォーマンス:超縄文」の第2回を開催するはこびとなりましたので、ご案内いたします。
「超縄文」は、Art and Archaeology(芸術と考古学)研究のプレゼンテーションのひとつとして、過去の千年万年という時間を引き寄せ、未来の千年万年を想像する試みです。縄文資料から着想したコンテンポラリーダンスを軸に、縄文文化研究者や種々のモノに対する現代美術作家の視点が交差し、対話します。従来の茶会とは趣を異にし、飲み物やお菓子を楽しみながら、現代芸術と考古学が造形や所作の起源などについて考察を交換する場、いわば「縄文をテーマにしたピクニック」です。
会場の拾翠亭(しゅうすいてい)は、江戸時代後期に九條家の茶室として建てられ、移築された貴重な建造物です。カワセミも見られるという九條池を吹き渡る風、鳥の声、木々の香りも、催しの大切な要素です。約1万年つづいたといわれる縄文時代にも、人々が集い自然とともに時を過ごしたことと思います。ぜひご参加いただき、壮大な時の流れに思いを馳せてください。
日本では初開催となる、4年に一度の世界考古学会議第8回京都大会に合わせ、考古学者と現代芸術の作家たちによる超縄文実行委員会が企画しました。
出 演:合田有紀・野村香子(コンテンポラリーダンス)
前田英一(パフォーマンス)
中村大(考古学)
横谷奈歩(現代美術)
美術作品協力:小川しゅん一、日下部一司、softpad、横谷奈歩
資料協力:中村大
助 成:京都府文化力チャレンジ補助事業
協 力:アート&アーケオロジーフォーラム事務局
ヴォイスギャラリー(MATSUO MEGUMI +VOICE GALLERY pfs/w)
お願い
会場にはエアコンがありません。涼しく気軽な服装でご参加ください。
椅子のご用意もありませんことを、あらかじめご了承ください。
畳を汚さないよう、ソックスや足袋などのご用意をお願いいたします。