アルティザンジャパネスク2階にて、久保伸太郎 「写真はイメージです」展を開催いたします。
食品などに、きれいに盛り付けられた写真があり、その隅に小さく「写真はイメージです」と、よく書かれています。残念なことに、実物が写真より良かった試しは皆無です。
しかしながら、それは消費者も経験から、よくわかっています。
それでも買うのは、「イメージ」が、一瞬でもよぎるからであり、それが商品を手にするきっかけになります。
私はここで、あえて「写真はイメージです」と言いたいです。
写真は、その構成がどうであるとか、画素がどうであるとか、いろいろありますが、本当の本当は、「観るもの」の「イメージ」にいかに訴えられるかということだと思います。
私は、言葉も書きます。今展示では、「イメージ」もっと言いますと、「想像力」の膨らみに委ねている部分が大きいです。
「咀嚼」という言葉があります。ぱっと見で判断せず、十分に想像力や、熟考を重ねること、です。私は「イメージ」を膨らませられる「咀嚼」できるものが作りたいのです。