京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでは,金氏徹平,Tom Woolner,山本麻紀子の企画による「舞台がぼんやり見えて きた」展を開催いたします。
金氏徹平と山本麻紀子は本学在学中に,Tom Woolerは本学の交流締結校であるイギリスの ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに在学中に,交換留学制度を利用したことで出会いました。異文化での経験を通して獲 得できる新たな視座は,それまでの常識や価値観を刷新し表現の可能性を押し拡げる契機となります。同時に,自国の文 化との差異やコミュニケーションの齟齬はストレスに繋がり,それに対処する高い対応能力が求められます。
それらの 経験が表現者を志す美術大学生の糧となったことは明らかです。
本展では,金氏,山本,Woolerの3人が,10年以上の時を経て京都でもう一度集い,留学経験をもとに「価値観,常識,視点」 をテーマとする共同制作に取り組み,会場内に大きな舞台装置を制作します。その舞台上では,会期中に様々イベントや パフォーマンスを開催します。
ゲストアーティストによるパフォーマンス,また,京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA 周辺の地域コミュニティーと関わりを持つようなプログラム（ファミリーデー,小学生対象ワークショップ,高校生対象 特別授業,シニア対象カルチャースクールなど）を計画しており,その様子は随時会場内にドキュメンテーションとして 展示されます。イベントやパフォーマンスの内容によって,金氏,Woolner,山本の3人やイベント参加者との関わりを通 して舞台は日々変容してゆきます。
変わりゆく舞台装置とそこで繰り広げられる出来事は,３人の美術作家の個人的な関係を起点として,美術の枠組みを 再考し,新たな可能性へと接続することができるパフォーマティブなコラボレーション作品です。本展は,様々な領域に 於いて多様性の重要さが問われるいま,社会の中に敷かれた境界を越境し曖昧にする為の方法の一つとして,予期せぬ出 来事を誘発する舞台装置（プラットフォーム）を創出するという試みだともいえます。
皆様,是非ご参加,ご高覧くださ い。
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【舞台がぼんやり見えてきた展 関連イベント】
11 月22 日（土） オープニング・ライブパフォーマンス
16:00 - オープニング 18:30 – 20:00 パフォーマンス
パフォーマンス参加グループ Tom Woolner + 京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター
ヒロスム（だんご）
トーチカ（映像）
COUMA（卓球）
Buffalomackee（音楽）
素我螺部（ダンス）
立命館大学奇術研究会
マジックプレイヤーズ（マジック）
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11 月23 日（日） 座談会：留学生から見えてきた京都 14:00 – 15:30
Talk with KCUA Exchange Students : Kyoto through their perspectives 京都市立芸術大学の交換留学性を招き、出展作家の留学経験をもとに 「価値観、常識、視点」をテーマに、カジュアルなトークを行います。
11 月24 日（月・祝） ファミリーピクニックデー 12:00 – 15:00 参加費500 円（大人のみ） 舞台上で大きな英国風ピクニックを開催します。
Woolner シェフによる 英国風サンドイッチやスコーン、ドリンクを用意してお待ちしています。 赤ちゃんからおじいちゃんまで参加できます！
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12 月5 日（金） 小学生対象ワークショップ 17:00 – 18:30
展覧会の締めくくりとして、様々な人が活動をしていった舞台を 小学生たちとがらっと作り替えるワークショップです。
その他、シニア対象、カルチャースクール、高校生対象、美術特別授業 なども計画しています。
最新情報はこちらをご参照ください。 www.facebook.com/Bonyari.Butai.2014
