企画展:喫煙具-煙管と筒と煙草入れ

ジャンル
  • 美術
  • 伝統
形 態
  • 展覧会
 喫煙の習慣は16世紀後半以降に南蛮人(ポルトガル人)達により日本に伝えられたと言われている。長崎に伝わるや、途中の地方都市を飛び越えて、瞬く間に京都で大流行し、すぐに煙草が栽培され、国産の煙管が作られるようになった。初期の頃の煙管は大作りであったが、やがて携帯出来るように小型化し、煙管を収めるための煙草筒や刻み煙草を入れる袋と取り合わせて着物の帯にぶら下げて持ち歩くようになった。さらには腰元のお洒落を演出するため、手の込んだ意匠のものや高価な素材を用いたものも作られるようになり、こうした「提げ物」は男女を問わず、重要な装身具としての機能をはたすようになっていった。
 しかし、何と言っても見ごたえのある煙草入が作られるようになるのは、明治以降である。江戸幕府が崩壊し、廃刀令が出されると、今まで武家社会をパトロンとして刀装具を作っていた刀装金工達が、生活の為に「提げ物」の金具を作り始めたのである。彼らの卓越した技術と感性は、素晴らしい作品を次々と生み出していった。
 今展では、江戸後期から昭和初期にいたるまでの名工達が手掛けた粋な喫煙具をご観覧いただきたい。

イベント情報

日時
2014年8月23日(土)~ 2014年11月16日(日)
午前10:00~午後5:00(入館は午後4:30まで)
月・火曜日休館(祝日の場合は開館)
場所
[東山区]
清水三年坂美術館
〒605-0862
京都市東山区清水寺門前産寧坂北入清水三丁目 337-1

◆バス
JR京都駅、近鉄京都駅より
  ・市バス206号系統 「清水道」下車 徒歩7分 
  ・市バス100号系統 「清水道」下車 徒歩7分
京阪祇園四条駅より
  ・徒歩約20分
  ・市バス207号系統 「清水道」下車 
  ・京阪バス 「清水道」下車 
京阪清水五条駅より
  ・徒歩約20分
  ・市バス80号系統 「清水道」下車 徒歩7分
阪急河原町駅より
  ・徒歩約25分
  ・市バス207号系統 「清水道」下車 徒歩7分

◆タクシー
三年坂は土・日・休日の午前10:00~午後5:00の間、車両通行禁止のため、
曜日によって最寄りの下車の場所が異なります。
ご乗車の際に、以下の要領をお伝えいただくとスムーズです。
[平日(水・木・金)の場合]美術館前まで乗車可
  ・行き先:「清水三年坂美術館」もしくは「三年坂」
  ・行き方:東大路通から八坂通を東へ入り三年坂へ
  ・下 車:美術館前(タクシー進行方向左手にございます)
  ※ 桜や紅葉などのシーズン中は三年坂が大変混み合いますため、[土・日・休日の場合]と同様に
    お越しいただくことをお勧めします。
[土・日・休日の場合] 最寄りの場所で下車後、徒歩1分
  ・行き先:「三年坂」
  ・行き方:東大路通から高台寺南門通を東へ入り三年坂へ
  ・下 車:イノダコーヒ前 北へ徒歩1分(進行方向右手にございます)

◆車でお越しの方へ
駐車場はございません。周辺の有料駐車場をご利用ください。
尚、三年坂は土・日・休日の午前10:00~午後5:00の間、車両通行禁止となりますのでご注意ください。
料金
大人:800円
中・高・大学生:500円
小学生:300円
幼児:無料
※団体(20名以上)は20%割引
※障害者手帳をお持ちの方と付き添い者1名は、50%割引
URL
http://www.sannenzaka-museum.co.jp
問合せ先
TEL:075-532-4270 FAX:075-532-4271
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。