京都在住の美術家、金氏徹平は、2009年横浜美術館での個展をはじめとする国内外での展示のほか、近年は舞台作品の美術も手がけている。今回は、パフォーミング・アーツ、さらに日本の美術の大一流派「琳派」と結節点を探る大胆な試み。ギャラリー北では、虚構の舞台を思わせる「Model of Unknown Stage」シリーズの最新作などを展示予定。ギャラリー南では会期中に、美術家、ミュージシャン、役者らの参加を得て、4つのイベントが予定されている。「出会うはずのなかった物や出来事や人がそれそのままの状態で出会う場として設定されること」とかつて自ら書き記した金氏徹平の世界。予想外の出会いに、未知の世界が広がるような開放感を味あうことができるだろう。