MAYA MAXX(マヤマックス)は、 27 歳から独学で絵を描き始め、ギャラリー、美術館での展示だけでなく、難病の子供達と絵を描くプロジェクトを立ち上げるなど、美術の枠を越え、幅広く活動しています。その活動は多くの人々に周知され、特に若い世代に支持されています。昨年は、書道界の大きな賞である第8回手島右卿賞を受賞するなど絵画の領域だけに留まらず、多方面で高い評価を得ています。
今回7回目になる展覧会のテーマは「文字と形象」です。文字とは言葉であり、それらによって私達は賢人の思想や哲学に触れ、時代を越えて先人たちの言葉を自由に紐解くことが出来ます。そしてその文字は私達に様々な影響を与えてくれます。
今回のMAYA MAXXの作品には、ブッダの言葉を記した「真理の言葉」や「聖書」の一節など、無数の文字が書き込まれています。画面に刻された線は、文字であると同時に絵の核心に近づくための形象なのです。
本展覧会では、100号の連作や、パウル・クレー、村上華岳、夏目漱石、宮沢賢治などの言葉から着想を得た作品など、新作約60点を展覧いたします。
会期中には関連イベントとして、観客との対話型ライブペインティングやギャラリートーク、サイン会を行います。この機会に是非ご高覧ください。