野外劇場からオペラハウス、茶室まで。地点はこれまで『かもめ』という作品を実にさまざまな空間で上演してきました。
奇妙な劇中劇、華やかなサロン、うまくいかない恋愛、青年の自殺といった劇的要素がてんこもりのこの作品は、どんな空間もねじ伏せてしまう強引さをもっているのかもしれません。
2013年、2014年と、2年にわたってお正月の公演を行いましたが、死が結末に待つ話でありながらハレの日が似合うのも、この戯曲の不思議なところです。
5月の風爽やかなゴールデン・ウィーク、アンダースロー界隈も旅行客でにぎわう季節ですが、そんな浮き浮きとした時期に、上演が決定しました。ぜひこの機会にご来場ください。