KUNST ARZT では、勇内真美の個展を開催します。
勇内真美は、“記憶の断片”をモチーフに、美しさ、儚さを内包した“不安と希望”を表現しています。
パズルの断片に埋もれた中から、遺構のような風車や、協会のような建造物といったイメージが浮かび上がる「Silent picture of memories」(2013)、パズルの断片のようなイメージをリトグラフで刷った紙を用いて“人工物”を造形する一連の「sculpture of memories of times(2013)」。ノスタルジックな魅力を備えつつ、脈々と人類が築き上げてきた文明の力を再認識させてくれます。
3.11を経験した我々には、リアルに感じることのできるメッセージだと思います。ご注目頂ければ幸いです。(KUNSTARZT 岡本光博)