- 陽は沈み、帳に灯る、ほのかな夜会 -
「うつろい草子」とは、
陽が傾く夕暮れにはじまり、
和ろうそくの揺らめきの中に
文化や芸能が趣き深く灯る、
「ほのか」なひと幕です。
陽から灯へのうつろひ、
時から刻へのうつろひ。
そして第一回目は、朱盃に酒を傾けつつ、
「語りの音色」のうつろひに、
ゆったりと身を浸していただきます。
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ゲスト:重森三果
新内研進派三代目家元八代目新内志賀として舞踊会や演奏会に出演するかたわら、本名の重森三果では和楽アーティストとして様々な表現活動をおこなう。
主に京都で制作されるテレビ番組や映画の邦楽スタッフとして指導、出演、作曲等のほか古典文学などをもとに脚色・作曲した作品を三味線の弾き語りという形で上演。また舞台等ではさまざまな他のジャンルとのコラボレーションを積極的におこなっている。
新内節(しんないぶし)は、鶴賀新内が始めた浄瑠璃の一流派。浄瑠璃の豊後節から派生したが、舞台から離れ、花街などの流しとして発展していったのが特徴。
哀調のある節にのせて哀しい女性の人生を歌いあげる新内節は、遊里の女性たちに大いに受け、隆盛を極めた。