KUNST ARZT では、夏池風冴の個展を開催します。
夏池風冴は、シンプルで時に大胆な方法で、まるでパラレルワールドの扉を開くためのヒントを提示してくれるかのようなアーティストです。「植木鉢の植えられていたものが枯れてしまった後の様子を撮った写真」と「建物脇の余った土地に、枠を作り、土を入れベンチをおいて定点観測する」から構成した<地ノ味をながめる(2010)>、選んではいない要素を条件に写真を撮ることによって、アーティストの視野の外にある世界にアプローチする<繁る森の外(2012)>。
本展は、アーティストの記憶を分析することによって、「見たと思ったのに存在しない」世界を抽出する試みです。ご注目頂ければ幸いです。
※Gallery PARCでも4月8日から20日、夏池風冴の個展が開催されます。