▼About the exhibition
ばばりか(1983-)は、京都精華大学洋画専攻を卒業後、東北の山形に移住し、近年では京都を拠点に戻して制作を続けてきました。彼女は安価な生活消費材(シャワーボールやストロー、プラスチックスプーン、ビーズなど)を素材として生物をおもわせる有機的なオブジェを作り、それらを空間全体に配置したインスタレーション作品を発表しています。
オブジェはモビール式に宙に浮かび、空間は未知の惑星におりたったような生命のパワーに満ちています。そのユニークかつ不気味、そして神秘的な世界観は、みるものを異次元へと誘います。ばばりかが作品をつくる行為には、民族学的視点が大きな影響を与えています。日常の消費材をアートに転用するブリコラージュ的手法は、異なる現象や物事が共生するための抜け道なのかもしれません。
本個展『妄想ハラッパ』では、ARTZONEの 1階と2階を使い、新作のインスタレーションとドローイングを展示予定です。
また展覧会期間中には関連企画イベントの開催、アクセサリーを中心とした手作り雑貨のセレクトショップ『花のサーカス』を同時オープンいたします。たくさんのご来場を心よりお待ちしております。
▼Event《クロージングイベント》
vol.1 パフォーマンス「妄想ハラッパ × ノメメノ―遠くの春をひきつれる」入場無料
4月5日(土)13:00~18:00
パフォーマンスユニット・ノメメノが『妄想ハラッパ』会場の中を踊ったり隠れたり、一日滞在。ふたりがひそむ気配と空間を、作品と共にお楽しみください。
vol.2 トーク「みんぱくに行ったところからはじまる話」入場参加 : 300円
4月6日(日) 16:00~17:30 (クロージングパーティ 18:00~)
服部滋樹(graf 代表) × ばばりか(本展作家) × 山下里加(アートジャーナリスト、京都造形芸術大学アートプロデュース学科准教授)
「みんぱく(国立民族学博物館)」を皮切りに、プリミティブなものづくりの思想をゲストの服部滋樹さん、山下里加さんと共に探求していきます。
▼Link
展覧会とショップ twitter 公式アカウント @ harappahana
ばばりか過去展示風景 +パフォーマンス撮影 videoリンク http://youtu.be/pbDy4o_Q8G8
▼Staff
主催: ARTZONE
企画: 松尾若葉
ショップディレクション: 西口瑞穂
宣伝美術: 山田卓矢
写真: 吉本和樹