京都、大阪、九州といった生田流箏曲地歌に於ける伝承系統の違いを尺八の立場から眺めてみる、といった少しマニアックな内容です。
尺八本曲二題と合わせて古典をじっくりお楽しみください。
【曲目】
古典本曲「産安」
杵屋正邦作曲「明鏡」
沢井忠夫作曲「上限の月」
船川利夫作曲「複協奏曲」
【プロフィール】
岡田道明
琴古流尺八奏者。島田道雪、のち故横山勝也に師事。NHK邦楽技能者育成会第35期修了。'94年第一回、'96年第二回リサイタル開催。'05年より10年連続リサイタル開催の目標を掲げ、今回がその10回目となる。'07年京都市文化芸術協会賞受賞。米村鈴笙、石川利光とともに尺八三人の会『風童』を結成し、ロシア、アメリカ、ヨーロッパ、中東、オーストラリアなど海外公演。収録に参加したCDに、プラヤレコード(フランス)『JAPON―尺八』、京都レコード『風動』などがある。国際尺八研修館常任講師、近鉄文化サロン阿倍野講師、京都創生座同人、京都三曲協会会員。