金剛能楽堂は、京都の中でも特に能楽と関わりの深い、かつての室町幕府の「花の御所」の近くに2003年（平成15年）に開館しました。
百三十余年の歴史をもつ室町の旧金剛能楽堂より、先人の思いが詰まった能舞台をそのまま移築。 季節の移ろいを彩る庭園には、石舞台がしつらえられています。
金剛流とは能楽シテ方五流派のひとつで、ほか四流の宗家が東京を本拠地にする中、関西に宗家が在住する唯一の流儀です。定期能、「金剛家 能面・能装束展観」「大文字送り火能～蝋燭能～」など恒例の催しにくわえ、新しい色照明やイヤホンガイド設備を活用し、わかりやすく能楽を鑑賞できるさまざまな催しを企画しています。
能舞台
能楽堂外観
