第22回文化講演会
~日本の原点にあるもの~
『万葉に詠まれた世界を描く』
絵画は作家の胸中に熟成された世界を具現化するもの。百人一首に詠まれた作者の心境を知り、その空間に浸って表現できれば・・・」と語る上村画伯。この度、百人一首をテーマに、一首一首を扇面に描き、それを時雨殿に展示していただくこととなりました。百人一首のそれぞれの歌の中に何を見出し、どのように表現するのか―今回の文化講演会で日本文化の原点としての百人一首についてお話いただきます。
■講師
上村淳之(うえむら・あつし)
1933年(昭和8年)上村松篁(しょうこう)の子として京都に生れる。父同様、花鳥画を描く。上村松園は祖母で、親子三代続いての芸術院会員。松園、松篁、淳之三代の作品を展示する松伯美術館の館長も務める。日本芸術院会員。本名・淳(あつし)。元京都市立美術大学教授・副学長 京都市立美術大学名誉教授。京都府文化賞特別功労賞・京都市特別功労賞を受賞。
■料金
無料(ただし、時雨殿の入館料は別途必要。高校生以上500円、小中学生300円)