KUNST ARZT では、前田真喜の初個展を開催します。
前田真喜は、ポップで暖かみのある“思考のカタチ”を生み出すアーティストです。
クリスマスプレゼントという親と子のコミュニケーションに着目し、クリスマスプレゼントに使われた梱包材と、子供へのサンタクロースのイメージについてのアンケートから構成した「記録2012/12/24 - 12/25(2013)」、鑑賞者がはまったり、抜けたりするような装置がいくつも配置されたカタチと人が合体できる空間「fittingroom(2013)」。これらは従来の彫刻観からすると、一見、未完成または不完全な印象を与えるかもしれませんが、モノ作りの限界を踏まえた上で、独特のセンスとユーモラスな感性によって、新しい“思考のカタチ”を模索してきました。
本展では「アイデア・図案 → 素材+方法・手段 → 完成」という「つくる」3つの過程を解体し、再構成する展開がメインとなります。ご注目いただければ幸いです。(KUNST ARZT 岡本光博)