KUNST ARZT では、前田菜月の個展を開催します。前田菜月は、なんでもない日常の現象から、世界のあり方を抽出するアーティストです。
もずくを食べながら、シャーレ内に残ったもずくの様を文様として抽出した「もずくづ」。道路に落ちているモノをマッピングすることによって文様を抽出する展開。また振動のカタチを抽出する連作では、バイクの振動や貧乏ゆすりといったユーモラスな着眼点とともに、3.11という想定を超えた振動を経験した我々には、より根源的な大地のエネルギーを感じさせる魅力をも内包しています。ご注目頂ければ幸いです。