昭和39年以来、日本伝統工芸染織展は、日本工芸会の染織部会展として、芸術的にも歴史的にも価値の高い染織工芸技術の保護・育成と創意ある展開をもとめ日本伝統工芸染織展を開催してきましたが、今回、平素の研究成果をあつめて第47回を開催することとなりました。
伝統工芸は、日本人の生活に深く根ざしたもので、素材や意匠に季節感を重視し、四季の変化に心を遊ばせ、人の気持ちにも細やかに こころくばりするものです。その中でも、本展は、変容を続ける社会にあって、永遠に変わらない本質を持ちながら一瞬もとどまることなく時代に対応して、工芸本来の姿を「染織」に求め続けます。
今回も、公募により作品を鑑審査し、入賞作品、受賞作品を決定。委嘱(重要無形文化財保持者)作品を含めて、訪問着、帯、着尺、組紐など約90点を展覧いたします。
出品作家による列品解説
各日午後2時より、出品作家による列品解説を開催いたします。各回、約30分を予定。
※列品解説ご参加には入場券が必要となります。
●5月18日(土)
北村武資氏(重要無形文化財保持者)
●5月19日(日)
福田喜重氏(重要無形文化財保持者)