清朝を代表する書家である何紹基(かしょうき、1799~1873)と楊峴(ようけん、1819~1896)。
観峰館が所蔵する中国書法作品の中でも、この二人のものは質・量ともに優れ、日本屈指のコレクションといえます。
何紹基の書は、唐の顔真卿に学び、さらに篆隷の要素を加味したもので、とくに独特のうねりと躍動感があります。
一方、楊峴の書は、漢の隷書をベースに独自の表現を模索したもので、柔軟な筆線や強烈に誇張した波磔(はたく)などが特徴的です。
本展では、会期を二期に分け、前期では何紹基、後期では楊峴の作品をリレー形式で展示
ぜひ、各期それぞれ足を運んで、個性あふれる二大作家の書の世界をご堪能ください
《観峰館は、来たる10月1日に開館30周年を迎えます!! 記念すべき年を彩る展覧会を準備中! ご期待ください

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