「日常という旅路 Daily Life Journey ベリーマキコ」展

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
「日常という旅路」(テキスト:ベリーマキコ)

人々は日常を繰り返す・・・何の変哲もない日常を。
積もり積もって人生なのか。
我々は、旅をしているのであろうか。
終点はどこだろう。一度生まれ出でたら、死に向かう旅なのか。
その答えを探す旅は続いてゆく、ごくありきたりな日常は繰り返す。

_________________________________________________________


 Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では2019年3月22日(金)から4月7日(日)まで、ベリーマキコによる「日常という旅路:Daily Life Journey」を開催いたします。

 ベリーマキコ(Makiko Berry・1975年京都府生まれ)は、京都府亀岡市に生まれ、自然児として里山を謳歌する暮らしの中で自然への観察眼や好奇心を育んだと言います。

 1998年に成安造形大学日本画クラス研究生修了後に渡米し、メトロポリタン美術館東洋美術修復室に勤務。2008年の帰国まで、彫刻を含む油絵絵画の修復を手がける傍、版画作品の制作・発表、絵本の出版などに取り組む。帰国後に本格的に作家活動を再開し、2012年には『第4回京都日本画新展』にて大賞を、2016年の『第2回藝文京展~現代の平面~』では優秀賞を受賞。また、亀岡では現在も幼児~高校生の感性を磨く「のびなびあーと」の開講や日本習字の支部開設のほか、こども放課後活用プロジェクト「なないろのアトリエ」絵画指導、「文化を未来に伝える次世代育み事業 なないろのアトリエ」アート制作指導など、作家活動だけでなくアートを通じた教育にも力を注いでいます。

 ベリーは絵の構想やモチーフを持たずに画面に向かい、まず自身の内から生じてくる何かを待つといいます。想うこと、思い出すこと、考えること、感じること。そうした意識と無意識の中で生じたイメージは、次第に筆と絵の具によって画面に現れます。瞬間的な作家の感性や内面だけではなく、現在に至るまでの経験や人生といった時間の厚みをともなうイメージは、画面内に広がりだけでなく奥行きとなって現れてくるようです。

 ベリーはいつも自分自身を出発点に絵を描き、そこに現れた絵に自身を含めた様々なものを発見します。それはいわば自分への旅であり、絵はその旅先で彼女の目に映り、心に留められたイメージを私たちに伝えるものでもあります。

 国内外を問わず活動し、「描くこと」について多様な素材や技法などを探求してきたベリーマキコの新作・近作およそ20点で構成する本展『日常という旅路』は、彼女の現在までの「遠く、外へ、未知へ」の旅の軌跡であるとともに、その旅は「日常」への真摯な眼差しからはじまるものであることをも感じさせてくれるのではないでしょうか。

イベント情報

日時
2019年3月22日(金)~ 2019年4月7日(日)
11:00-19:00
*金曜日のみ20:00まで
月曜休廊
場所
[中京区]
Gallery PARC
〒604-8165 京都府 京都市 中京区 烏帽子屋町 502 2F〜4F

 地下鉄烏丸線「四条」駅・阪急京都線「烏丸」駅22・24番出口より徒歩7分。
 地下鉄烏丸線・地下鉄東西線「烏丸御池」駅より徒歩7分。
 京都芸術センターより北に徒歩2分。
 室町通・六角通 北東角 室町通側入り口より2Fへ
料金
無料
URL
http://www.galleryparc.com/exhibition/exhibition_2019/2019_3_22_berrymakiko.html
問合せ先
【Tel】 075-231-0706
【Mail】 info@galleryparc.com
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。