魂はどこにあるのか。目前の現象として認知されることは無く、その存在も実際にあるのか疑われる。しかし、それでもわたしはいかなる時でも万物にその存在を感じることができる。例えば、植物や物に愛着を抱いたとき。それらは言葉を発することも、わたしの肩を叩くこともないが、それらを前にした瞬間、わたしの中にある魂はわたしによって知覚され、その存在は明確なものとなる。そしてわたしの魂がそれらに触れることによって、対象もまたその魂の存在を示しているように感じられる。これははたして、個人的な体験に過ぎないのだろうか?
古来よりアニミズムの観念は存在するが、traceでの初個展では、幾つかの方法でわたしの魂の在処を明確にし、それによって万物の魂の存在を証明することを目的とする。曖昧で不明瞭な魂だが、もしかするとそれは、拍子抜けするほどすぐ近くに、当たり前のように存在しているだけに過ぎないのかもしれない。
東内咲貴
東内咲貴 solo exhibition
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会期:2017年10月17日(火)〜22日(日)
12:00-18:00 入場無料
会場:trace (トレース)
〒600-8834 京都市下京区和気町4 栗塚運輸倉庫2F
Tel 075-201-5125
Mail info@trace-kyoto.com
Web http://trace-kyoto.com/
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Twitter https://twitter.com/trace_kyoto
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☆アーティスト•トーク「魂の在処」
東内咲貴×赤松玉女(京都市立芸大教授)×唐仁原希 ( 画家 )×山口和也(trace)
日時:10月21日(土) 17:00-
※ワンドリンクオーダー制(カフェスペースにて バターブレンドコーヒー、
有機みかんジュース、季節のワインなどをご用意しております)