KUNST ARZT では、中東祐香吏の個展を開催します。
中東祐香吏は、愛おしいモチーフの“生”の感覚を油彩で丹念に描き出すアーティストです。
モチーフは、自身の腹部の贅肉であったり、湖岸に咲く花であったり、瓶詰めの蜂蜜であったりと統一性に欠けています。しかし、すべては中学生時代の愛犬の死をきっかけとして、強く心惹かれる人、動物、モノとともに過ごす時間を、心に焼き付けるように絵画にしています。
確かな描写力もあり、独特の絵画世界を構築しています。ご注目ください。(KUNST ARZT 岡本光博)