この度、ART OFFICE OZASAでは、文承根(藤野 登)と倉貫徹の二人展を開催致します。
同年代(1947~8年)の二人は、共に吉原治良を主柱とした具体美術協会の新人展などに出展していく中で親睦を深め、
その後も親しい間柄として互いに影響しあいながら各々独自の作風を築き上げて行きました。
生まれつき内臓疾患を患っていた文承根は1982年4月13日に34歳という若さで亡くなり、
今も尚、様々な美術関係者や愛好家達に惜しまれる作家として人々の記憶の中に存在しています。
今年は文承根の享年から35年を迎え、また京都国立近代美術館で2007年に開催された『文承根+八木正 1973–83の仕事』からちょうど10年目に当たります。
今回の展覧会では文承根、倉貫徹共に60年~70年代の作品を中心に、この節目の年に新たに発見された藤野登のソフトスカルプチャーを展示致します。
是非ご高覧下さいますようお願い申しあげます。
"畏友・文承根が34歳で死去した1982年4月13日から、文が生きた34年を超えた35年目、あの日、あの時、今の過去、過去の今がよみがえる。" 倉貫徹
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会期|2017年4月13日(木)~4月29日(土)
開廊日時|火―土 11:00~18:00
休廊日|日・月
主な展示作品(予定)
文承根
「ソフトスカルプチャ」1968年頃
「活字球」1973年頃
「モノタイププリント1978年頃
倉貫徹
「化石(アンモナイト)」1975年
「モノタイププリント」1978年
ほか