林智子 個展「そして、世界は泥である」
- 対象年齢
-
- 小学生
- 中学生
- ジャンル
- 美術
- 形態
- 展覧会/トーク
京都に拠点を置くアーティストの林智子は、京都の芸術系大学で染織を学んだ後、ロンドンに渡り、先端的なテクノロジーを援用しながら、人と人との間に生じる感覚やコミュニケーションをテーマにする作品を制作してきました。その後、アイルランドやスコットランドなどでの滞在を経て京都に戻った林は、豊かな自然と歴史に触れ、人の内なる自然と外に広がる自然とのつながりに意識を向けるようになります。
イタリアの詩人ジャコモ・レオパルディの言葉を展覧会名に冠する本展は、林のこうした関心に根差すものです。細かな粒子の夥しい集合が水気によって結び付けられた泥は、特定のかたちを持つことはありません。それは濁り、汚れたものと見なされる一方で、生命を育むこともあります。
そして、世界は泥である。本展で林は、世界を個と全体が有機的に結びつき、生命を循環させる運動と捉え、その中での私たちの生の在り方を思考します。私たちの内なる自然と外なる自然はどのように共鳴しているのか。本展では、社会的な秩序によって隠されている「形なきものの形」・「声なきものの声」と私たちが再び関係を取り結ぶことで、言語以前の感性を呼び覚ますことを試みます。
関連プログラム1 アーティストトーク
本展出品作家の林智子が、展覧会会場を回りながら、自作についてお話します。
出 演|林智子(本展出品作家)
聞 き 手|安河内宏法(本展企画、京都芸術センタープログラムディレクター)
日 時| 2024年 3月30日(土)14:00― 15:00(予定)
集合場所|京都芸術センター ギャラリー南
料 金|参加無料 (要事前申込)
*上記以外のプログラムについても、現在、実施検討中です。詳細が決まりましたら、お知らせします。
イタリアの詩人ジャコモ・レオパルディの言葉を展覧会名に冠する本展は、林のこうした関心に根差すものです。細かな粒子の夥しい集合が水気によって結び付けられた泥は、特定のかたちを持つことはありません。それは濁り、汚れたものと見なされる一方で、生命を育むこともあります。
そして、世界は泥である。本展で林は、世界を個と全体が有機的に結びつき、生命を循環させる運動と捉え、その中での私たちの生の在り方を思考します。私たちの内なる自然と外なる自然はどのように共鳴しているのか。本展では、社会的な秩序によって隠されている「形なきものの形」・「声なきものの声」と私たちが再び関係を取り結ぶことで、言語以前の感性を呼び覚ますことを試みます。
関連プログラム1 アーティストトーク
本展出品作家の林智子が、展覧会会場を回りながら、自作についてお話します。
出 演|林智子(本展出品作家)
聞 き 手|安河内宏法(本展企画、京都芸術センタープログラムディレクター)
日 時| 2024年 3月30日(土)14:00― 15:00(予定)
集合場所|京都芸術センター ギャラリー南
料 金|参加無料 (要事前申込)
*上記以外のプログラムについても、現在、実施検討中です。詳細が決まりましたら、お知らせします。