今年も京都市立芸術大学に学ぶ学生たちの作品を一堂に市民の皆様にご紹介する時期がやってまいりました。本学は1880年の創設以来、我が国の芸術を先導する数々のアーティストを輩出し、近年も海外からも脚光を浴びる才能を世に送り出し続けてきましたが、いま本学に身を置く学生たちも、自らが次の時代を担うのだという強い自負心と意欲に燃えて勉学に励んでいるに違いありません。本展は、美術学部と美術研究科修士課程の全学生の一年間の研鑽の成果を世に問うものですが、学生たちの成長をあたたかい目で見守って下さった市民の皆様のご期待に応えるに足る力作が揃っているのではないかと思っております。
本学に学ぶ学生諸君の特権は、いうまでもなく重厚な伝統と革新的な息吹とをあわせもつ京都という国際文化都市の環境の中で大学生活を送ることができるという点にあるでしょう。この町ならではの優れた環境は、アーティストとしての基礎的な素養を培い、またそれぞれの個性を育むのに大いに寄与しているはずです。こうした実に恵まれた教育研究の場を支えていただいてきた京都の皆様に改めて感謝いたしますとともに、今後の勉学にも変わらぬご支援を賜るようお願い申し上げます。
京都市立芸術大学学長 建畠晢
京都市立芸術大学作品展のねらいと目的
この作品展は、芸大美術学部の1回生から4回生までと大学院美術研究科修士課程の1・2回生の全員が出品した作品によって構成されています。その内容は、その目的にしたがって、大きく二つに分かれています。学部の4回生と大学院2回生の展示に関しては、それぞれ卒業作品展、修了作品展の役割をはたすものであり、1回生から3回生までと大学院1回生につきましては日頃の教育、研鑽の成果を紹介する展示となっています。卒業作品展と修了作品展は、個々の学生の将来的活躍を期待する重要な展示でありますが、同時にそこに至までの研究・学習の道程を示す教育的展示もそれに劣らず重要なものと認識しております。実際の展示においては、両者を分離せず、専攻別の形式をとっております。上記二つの目的をご理解いただきますれば幸いです。
京都市立芸術大学美術学部・大学院美術研究科
イベント
本学学長によるギャラリートーク
日時:2月17日(日)14:00〜
本学学長建畠晢が、市長賞及び大学院市長賞を受賞した作品を対象に、各展示作品前にて作者と共に解説を行います。
別会場
学内展
会場名:京都市立芸術大学
webサイト:http://www.kcua.ac.jp/
アクセス:〒610-1197 京都市西京区大枝沓掛町13-6
電話番号:075-334-2204
開館時間:9:00~17:00
京都市立芸術大学構内にて、学部2回生から修士2回生の学生有志による作品展示を行っております。教室一つ一つを使った個展形式の展示や、学内の広い空間を使ったインスタレーションなど、美術館での展示とはまた異なった作品展をご覧いただけます。2月17日(日)には京都市美術館—大学間の直通シャトルバスもご用意しておりますので、ぜひ足をお運び下さい。