競演から浮き彫りになる、伝統と現代、それぞれの「現在」とは…
「継ぐこと・伝えること」は実演と出演者のお話を通して、伝統芸能の現在を親しみやすく紹介するプログラムです。2012年度は、このプログラムが50回を迎えることを記念して、伝統芸能の現在と未来について考えるシンポジウムおよび実演を2回に分けて行います。2012年6月実施の(その1)に引き続き、新しい伝統芸能の可能性を探る機会として、どうぞご期待ください。
■狂言×演劇「呼声」
「狂言は笑い飛ばす。
現代は笑いながらも何かが残る、不機嫌な残尿感のようなものが」
(ごまのはえ)
狂言
出演:茂山千五郎、茂山正邦、茂山茂(大蔵流狂言師)
演劇
演出:ごまのはえ(演出家)
出演:ニットキャップシアター
■シンポジウム
「舞台芸術としての伝統芸能」
-現代の舞台芸術に携わる者から見た伝統芸能について
KYOTO EXPERIMENT(京都国際舞台芸術祭)の初代実行委員長である太田耕人、新作狂言の作・演出にも挑戦を続ける演出家、土田英生を加え、現代の舞台芸術と伝統芸能との関わり、またそれぞれの可能性について語ります。
パネリスト
太田耕人(演劇評論家/京都教育大学教授)
土田英生(演出家/劇作家/劇団「MONO」代表)
ごまのはえ(演出家/劇作家/劇団「ニットキャップシアター」代表)
茂山茂(大蔵流狂言師)