KUNST ARZT では、潤井一壮個展「Klarigu povoj」を開催します。「言葉で言い表せない」を意味する(※)展覧会タイトルの本展は、「日常で起こる、普通の中の、特別に心動かされることを色と形で表現」した絵画と映像から構成されます。
絵画は、ワトソン紙に出力した「ごく日常の普通の風景」を写したイメージの上にパステルによるドローイングです。そのドローイングの箇所はアーティストだけに感じる/見えている風景ではありますが、「同じ物を見ていても、感じ方に違いがあることを理解しあえれば、もっと楽しくなりそう」とのアーティストステートメントにあるように、やさしいタッチで軽妙に加えられており、アーティストが特別な視点を持っているという態度ではなく、鑑賞者自身の視点を尋ねるような雰囲気を持っています。ご注目頂ければ幸いです。 (Kunst Arzt 岡本)
※「言葉で言い表せない」という言葉をweb翻訳で東の国から順番に各国語に翻訳し、最終的にエスペラント語という人工言語にしたものです。