《荒磯 代志子 個展》
昨年の桜の時期は、例年なら数多くの人々に愛でられる木や花が、さほど話題になることもなく、時が過ぎていった。しかし、木や花はそういったことに関係なく、いつものようにそこに存在した。人からどう思われようが、木は木であり、花は花である。それらは己の命の仕組みをただ全うし、次につないでいるだけである。人々の気持ちも社会のありようも右往左往する中で、私自身の変化はどうであろうか。「悠々閑々」として日々過ごすことを願いつつ、己の心の変化を洞察したい。
〔出展作家〕
ARAISO Yoshiko (荒磯 代志子)
大阪府在住。2021年3月に京都精華大学・大学院芸術研究科洋画を修了する。現在は研究生として同校に在籍する。
2021年3月 《春を待つ》京都二紀 研究生賞
2020年8月 二人展「今日も晴れ」 kara-Sギャラリー(京都)
2019年9月 「ゆるぎなきものへ」 kara-Sギャラリー(京都)