教育者としてのデザイナー:山脇敏子の軌跡を辿って

ジャンル
  • 美術
  • その他
形 態
  • 展覧会
戦後日本社会における「ファッション・デザイナー」と呼びうる職業の歴史を顧みると、そこにはいくつかの形象の変遷が浮かび上がってきます。とくに既製服の普及、JIS規格に基づいたサイズの標準化、ファッション誌『an・an』と『non・no』の創刊といった1970年代前後に生じた衣服に関するいくつかの現象は、大きく彼らの社会的役割を変えていきました。
三宅一生(ISSEY MIYAKE)や山本耀司(Yohji Yamamoto)、川久保玲(COMME des GARÇONS)をはじめとする「芸術家としてのデザイナー」は、こうした社会的状況のなかで生まれたといえます。
それでは、それ以前のデザイナーの形象とは何でしょうか。
本展では戦前・戦後を通じて活躍し、2011年に京都服飾文化研究財団(KCI)に寄贈いただいた、山脇敏子氏(1887-1960)の作品から、この姿の一端を明らかにできればと思います。
そして、本展を通じて、翻って現在の「ファッション・デザイナー」の形象について考える一助となれば幸いです。

イベント情報

日時
2016年9月26日(月)~ 2016年12月22日(木)
9:30~17:00(入館は16:30まで)
土・日・祝日、ただし11月3日(祝・木)、23日(祝・水)は開館
場所
[下京区]
KCIギャラリー
京都市下京区七条御所ノ内南町103

JR京都駅より、タクシーで約15分。
あるいは、JR京都駅より、JR京都線下り(大阪、神戸、姫路方面)普通電車に 乗車。
一駅目の西大路駅で下車。西大路駅より徒歩3分。
駐車場はございません。
料金
無料
URL
http://www.kci.or.jp/gallery/index.html
主催
公益財団法人 京都服飾文化研究財団
問合せ先
公益財団法人 京都服飾文化研究財団
電話:075-321-9221(代表)
075-321-8011(学芸課)
Fax:075-321-9219
e-mail:info@kci.or.jp
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。