宋培安コレクションは、台湾在住の漢方薬剤師である宋氏が蒐集した日本工芸の一大コレクションです。その数は3000点にも及び、明治工藝の基となった江戸時代末期の技巧を凝らした作品から、明治代時代を中心に昭和初期頃までの漆工、金工、陶磁、七宝、染織と全てのジャンルを網羅しています。
本展ではコレクションの中から現在、日本国内では見る機会の少ない天鵞絨(ビロード)友禅や、全長3メートルもある世界最大の龍の「自在置物」など、細密・写実的で驚きいっぱいの作品約130件をご紹介します。一人の台湾人が心奪われた明治工藝の美を、この機会にぜひ、お楽しみください。
【ここがポイント!】
1.キーワードは「京都」
京都会場では、京都の作家・職人によってつくられた作品、さらには京都をテーマにした作品に、特に注目していきます。
2.展示替えならぬ、「ポーズ替え」があります。
会期中、≪自在蛇≫宗義をはじめ、一部の作品で「ポーズ替え」を行います。自由自在に形を変えることができる「自在置物」の可能性をぜひ、お楽しみください。
3.写真撮影、OKです!
本展では、当館初の試みとして、展示室内の作品の写真撮影が可能です!
(一部、撮影不可のものもあります)
4.小学生、中学生のみなさん!!
こちらも当館、初の試みです!今回は中学生も無料でご覧いただけます。まるで本物のような作品を、じっくり観察しに、ぜひ、ご家族でお出かけください。