清永安雄 写真展「雨情」をアルティザンジャパネスク1階にて開催いたします。
梅雨どきで雨に降られ、その日の撮影は流れた。
待ち時間にまどろんでいると、それは向こうから飛び込んできた。
雨がフィルターの役目をして、肉眼で見るのとは全く違った景色を見せてくれる。
いつもと違い、瞬間しか存在しない画像が現われては消えていく。
高速シャッターのカメラで記録するにはうってつけだが、暗くて低速シャッターしかきれない。
撮影ルールを無視して、その痕跡をカメラで追い回した。
涙のような痕跡を雨が創りあげていく。
視点の中心に向かってシャッターを切っていった。
雨は現れては踊り、躍動し、消える。そしてまた現われ、踊り、躍動し、消える。
私に撮られることを否定し、自然そのものが写真となってその存在を見せつける。
写真は一体何を語るのか?私以上に雄弁に。
【作家プロフィール】
清永安雄/Yasuo Kiyonaga
1948年、香川県生まれ
公益社団法人日本写真家協会会員 (JPS)、公益社団法人日本写真協会会員(PSJ)、フォトギャラリー・アルティザン主幹。
『パリスケッチ』『美しい日本のふるさと シリーズ』『樹々変化』『古鎮残照』『レスリー レスリー・チャンのすべて』他、写真集を多数発行。
Yasuo Kiyonaga “SENSE OF RAIN”