観客のまなざしの創造性を引き出しつつ進行するダンス作品『天使論』に続く相模友士郎によるダンス作品。本作は身の回りの日用品を舞台上に引き込みつつ「モノ」と身体との関係性を再構築する。そのプロセスは「モノ」に記録されたわたしたちによるわたしたちへの振り付けを発見する場になるだろう。
わたしたちの身の回りにある「モノ」にはわたしたちの身振りが記録されている。その点において「モノ」は外化されたわたしたちの身体であり、それは言葉とも接近するだろう。
「モノ」に記録されたわたしたちの身振りを取り出してみる。では、この取り出そうとする寄る辺ない身体は何に属するものか?
ナビゲーションズ福井公演/2014.11.23(sun)-24(mon) @北ノ庄クラシックス