researchlight 『河童よ、ふたたび』/KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2016 SPRING 公式プログラム

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
京都のインフラを握る疏水の地、岡崎が実験場に。
デザインと建築の視点からいまの社会を新たに問いなおす

これまで、舞台芸術と隣接するアートジャンルの作品を紹介してきたKYOTO EXPERIMENT。今回はさらに一歩踏みこんで、デザイン、建築の視点から京都の街を再編集して提示するプロジェクトが立ち上がる。中心となるのは、グラフィックデザインから空間デザイン、展覧会や福祉、地域に関わるプロジェクトなど領域を越えて活動を展開、KYOTO EXPERIMENT のアートディレクションも担当しているUMA/design farm。そして、建築設計から現場施工まで手がけ、「建築」を通したプロジェクトで街や社会に新たな視点を投げかけてきた建築ユニットのdot architects。両者ともに関わる「DESIGNEAST」でも広く知られている。
彼らが目をつけたのは街のインフラ。経済基盤や生活基盤を工学的に布置することによってできあがるインフラは、社会における透明な存在として日々の生活や環境を強く管理している。しかし、それによって失われたものはないのだろうか。ロームシアター京都の中庭であるローム・スクエアをオープンな実験場として、現代における失われたものとしての“ 河童” を取り戻すための企みがスタートする。ローム・スクエアでは、街で見出したインフラ的オブジェを設置して、その使い方の新たな実践や改変が、ワークショップなどを通して行われる。また、京都芸術センターでは、リサーチにもとづく映像やアイデアノートなどが展示される。KYOTO EXPERIMENT が、先鋭的な舞台作品を上演するだけでなく劇場や舞台芸術を介したコミュニケーションのハブとなるために、このリサーチプロジェクトは大きな道標となるだろう。

[会期中イベント]
up objects:中庭に設置したインフラ的オブジェは、会期中にスケーターや職人、ダンサーらが関わることによって、解体・改変・アップデートされていきます。

日時:3月12日(土)、3月19日 (土)、ほか
会期:ロームシアター京都 ローム・スクエア

イベント情報

日時
2016年3月5日(土)~ 2016年3月27日(日)
10:00-20:00

※会期中無休
※時間は京都芸術センターギャラリーのオープン時間です
※会期中には「up objects」など様々なことがおこなわれます
(詳細は決まり次第公式ウェブサイトなどでお知らせします)
場所
[左京区, 中京区]
京都芸術センター ギャラリー北・南/ロームシアター京都 ローム・スクエア
京都芸術センター
〒604-8156
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2

ロームシアター京都
〒606-8342
京都市左京区岡崎最勝寺町13

京都芸術センター
地下鉄烏丸線「四条駅」、阪急京都線「烏丸駅」下車、22・24番出口より徒歩5分

ロームシアター京都
京都市営地下鉄「東山駅」1番出口より徒歩約10分
料金
無料
URL
http://kyoto-ex.jp/2016/program/researchlight/
主催
京都国際舞台芸術祭実行委員会(京都市、ロームシアター京都、公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団、京都芸術センター、公益財団法人京都市芸術文化協会、京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター)
問合せ先
KYOTO EXPERIMENT事務局(平日 11:00-19:00)
TEL 075-213-5839 / FAX 075-213-5849
メールフォーム 
http://kyoto-ex.jp/2016/contact/

〒604-8152 京都市中京区烏丸通蛸薬師下ル手洗水町645 flowing KARASUMA 2F
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。