八木 翔子 個展 「Boundary of watercolor/Tsuyu tights」

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
KUNST ARZT では、八木翔子の初個展を開催します。
八木翔子は、抽出と歪曲というイメージ操作によって独特の世界観を表現するアーティストです。
デカルコマニー(注1)の画面からそれぞれの色を線引きし、そこに現れた色と形に具体的なイメージを与える(想像、描写)作品群は、光/色の世界から事物や生き物が立ち現れるというスピリチュアルな魅力を備えています。
また一方で、キリンやパンダをタイツにプリントした作品群は、具体的なイメージが身体の動きや形状によって、ぶれ、歪められます。これら相反するけれども、ある意味、補完し合うべクトルは、彼女の表現に深みを与えています。(KUNSTARZT 岡本光博)

注1.「デカルコマニー」について以下、wikipediaより抜粋
フランス語で「転写法・転写方式・転写画」を意味する用語。
<工程>
1.ガラスや表面が滑らかな紙など、絵具が定着しにくい素材を選び、その上に絵具を塗る。
2.絵具が乾かないうちに、別のガラスや紙を上に重ねて押し付ける。
3.重ねたガラスや紙を外すと、そこに模様ができている(ただしガラスの場合は外さなくとも模様が見える為
<特徴>
絵画を制作する際、そこには往々にして制作者の意図が働いているが、デカルコマニーで制作された模様には制作者のコントロールが(少なくとも完全には)効いていない。つまり、完成した模様に制作者の「無意識」が表出していると考えることが可能になり、それこそがデカルコマニー最大の特徴と言える。また見る者によっても模様の見え方は様々であり、それが見る側の「無意識」をも示す可能性も指摘されている。

イベント情報

日時
2016年2月2日(火)~ 2016年2月7日(日)
場所
[東山区]
KUNST ARZT
〒605-0033 京都市東山区三条神宮道北東角2F

料金
無料
主催
KUNST ARZT
問合せ先
kunstarzt@gmail.com
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。