日独シンポジウム 『ネット時代と世論形成』

ジャンル
  • その他
形 態
  • トーク
第二次世界大戦後、著名な知識人たちの提言は、民主主義の発展にとって大きな役割を果たしてきました。「過去の克服」から「ビッグデータ」にいたるまで、社会的な意識形成に重要な課題が作家や哲学者、演劇人らによって提起され、広く一般に議論が行われてきました。

インターネットの登場は、私たちの社会関与に全く新しいかたちを切り拓きましたが、それは同時に世論の形成方法に変化をもたらし、従来のオピニオンリーダーとしての知識人や伝統的なメディアの重要性が脅かされることにも繫がっています。

これまで世論形成においては、人文科学に基づく教養が民主主義的な議論の根底を成してきました。人文科学を通して身につけた高い教養や批判的思考力は、電子メディアのもたらしたスピード情報社会における議論でも必要でしょうか? Twitter、Facebook、LINEなどを始めとする新しいデジタルメディアは、知識人らの活躍する“舞台”として適しているでしょうか? 薄れつつある知識人の存在感や人文科学は、現代社会の意識形成にどのような影響を与えているのでしょうか?

戦後70年、そして、東西ドイツ再統一25周年という節目のいま、現代社会の世論形成や、教育・政治的意思形成の可能性や挑戦について、日独両国の視点から討論します。


【参加者】
ユルゲン・カウベ(フランクフルター・アルゲマイネ紙 共同発行人/学芸面総責任者)
クリストフ・ビーバー(デュースブルク・エッセン大学教授)
岩本 裕 (NHKジャーナルキャスター)
津田 大介 (ジャーナリスト、メディア・アクティビスト)
司会: 佐藤 卓己 (京都大学大学院教授)
日独シンポジウム 『ネット時代と世論形成』

イベント情報

日時
2015年11月7日(土)
15:00~
場所
[左京区]
ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川
京都市左京区吉田河原町19-3

JR-京都駅より: (所要時間)
市バス 4、17、205番 「荒神口」下車、徒歩5分 約30分
京都バス 17 番 「荒神橋」下車、徒歩2分 約30分

バス停「四条河原町」より:
市バス 3、17、205番 「荒神口」下車、徒歩5分 約15分
京都バス 16 、17 番 「荒神橋」下車、徒歩2分 約15分

当館にお客様専用駐車場はございません。
近隣の有料駐車場をご利用ください。
料金
無料
URL
http://www.goethe.de/ins/jp/ja/kam/ver.cfm?fuseaction=events.detail&event_id=20612624
チケット/申し込み
入場無料・申込不要 (カフェミュラーでの飲食は各自ご負担ください)
主催
主催:ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川、 後援:NHK京都放送局、京都新聞
問合せ先
Tel: 075-761-2188 (内線31#)
info@villa-kamogawa.goethe.org
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。