BONUS 第3回連結クリエイション 《障害者との共生 : 障害者とともにダンスは進化する》 

ジャンル
  • ダンス
形 態
  • トーク
障害者との対話を通して身体についての思考を新たな次元へと進めてみたい。そこで得た思考をもって、ダンスを更新してみたい。
「ダンスを作るためのプラットフォーム」BONUSは第3回の連結クリエイションで「障害者との共生」を模索します。

*「BONUS」: ダンスを作るためのプラットフォームとして2014年7月からスタート。http://www.bonus.dance
* 「連結クリエイション」: BONUSが提出するお題にアーティストが答えて映像のダンスを制作するプロジェクト


============
Part 1: 研究会
第一部 3グループによる研究発表 14:00-16:00
  グループA 身体の障害とともに
      発表者 伊藤亜紗(東京工業大学 美学)

  グループB 老いた身体とともに
      発表者 砂連尾理(振付家・ダンサー)
      : 『とつとつダンス』シリーズなどを通して考える

  グループC 障害・病を抱えた子供の身体とともに
      発表者 田中真実(STスポット)
      : 横浜市の学校教育に振付家・アーティストが招かれている状況を
       通して考える
 
第二部 総合ディスカッション 16:15-18:00
パネリスト 伊藤亜紗/砂連尾理/田中真実
      野上絹代(振付家・ダンサー)
      木村覚(BONUSディレクター)

============


《出演者プロフィール》
 ◆伊藤亜紗(いとう・あさ)
東京工業大学リベラルアーツセンター准教授
東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻准教授(兼任)
専門は、美学、現代アート
2010 年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究美学芸術学専門分野を単位取得のうえ、退学。同年、同大学にて博士号を取得(文学)。学術振興会特別研究員をへて、2013年より現職。著書に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社、2013年)、『目の見えない人は世界をどう見ているの か』(光文社、2015年)。
同時並行して、美術批評誌『Review House』の執筆・編集や、作品の制作にもたずさわる。

 ◆砂連尾理 (じゃれお・おさむ)
振付家/ダンサー。1991年寺田みさことダンスユニットを結成。1993年〜1994年、ニューヨークにダンス留学。ホセ・リモンテクニークをAlan Danielsonに師事。2002年、「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2002」にて、「次代を担う振付家賞(グランプリ)」「オーディエンス賞」をW受賞。受賞作『あしたはきっと晴れるでしょ』はジャカルタ、パリ、プラハ、ソウル、ニューヨーク、メルボルンでも上演する等、他の作品も含めてこれまでに海外10ヶ国12都市で公演を行う。2004年、京都市芸術文化特別奨励者。2008年、文化庁・新進芸術家海外留学制度の研修員として、一年間ベルリンに滞在。また、2006年より合気道を始め、現在二段位。
近年はソロ活動を中心に、ドイツの障がい者劇団ティクバとの『Thikwa+Junkan Project』(ドラマトゥルク:中島奈那子)、舞鶴の高齢者との『とつとつダンス』、音楽家・野村誠との『家から生まれたダンス』、映像作家・細谷修平との共同制作による名取市閖上(ゆりあげ)の避難所生活者の声を集めたドキュメンタリー『閖上録」、濱口竜介監督映画『不気味なものの肌に触れる』への振付・出演など、ジャンルを横断する新たな活動を展開している。
立命館大学、神戸女学院大学、天理医療大学非常勤講師。
http://www.osamujareo.com/

 ◆田中真実(たなか・まみ)
1984年東京生まれ。2008年よりNPO法人STスポット横浜地域連携事業部にてアートと学校の現場をつなぐコーディネーターとして活動。地域と芸術文化の関わりについて関心を持つ。2014年より横浜市芸術文化教育プラットフォーム事務局長。横浜市内の文化施設や芸術団体と学校現場との連携を担当。

 ◆野上絹代 (のがみ・きぬよ)
幼少よりクラシックバレエ、高校から振付を開始。大学在学中に同級生らと快快(旧名、小指値)を旗揚げ。以降、俳優・振付家・演出家として同団体の活動に国内外問わず参加。ソロでも俳優・振付・演出を武器に演劇/ダンス/映像/ファッションショーなど幅広く活動。出産、育児経験から幼児と保護者のためのダンス教室なども開催。自らの多様性をも強さに変える表現者として「坂あがりスカラシップ2014」対象者に選出される。

 ◆木村覚(きむら・さとる)
1971 年千葉県東金市生まれ。美学研究者、ダンス批評。日本女子大学人間社会学部文化学科准教授。近代美学を専門としながら、コンテンポラリー・ダンスや舞踏を中心としたパフォーマンス批評を行っている。artscapeにて身体表現のレビュー担当。主な著作として『未来のダンスを開発するフィジカ ル・アート・セオリー入門』(メディア総合研究所)がある。

イベント情報

日時
2015年8月15日(土)
14:00-18:00
場所
[左京区]
京都造形芸術大学 至誠館S11教室
京都市左京区北白川瓜生山2-116

京都造形芸術大学 舞台芸術研究センターのアクセスページをご参照ください。
http://www.k-pac.org/access.html

料金
無料
URL
http://www.bonus.dance
チケット/申し込み
【参加方法・問い合わせ】
事前予約制とします。お名前、人数、連絡先をbonus.dance.2@gmail.comまでお送りください。なお予約のない場合でも当日参加可能です。
主催
文部科学省 共同利用・共同研究拠点 京都造形芸術大学 <舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点> 2015年度 共同研究プロジェクト「「ダンス2.0」の環境構築を通して今日的課題へとダンスをつなぐ試み」研究代表者 木村覚
問合せ先
bonus.dance.2@gmail.com
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。