日本の近代の始まりから終わり、すなわち大日本帝国憲法の制定から敗戦を経て日本国憲法の発布に至るまでを、文体も用途もバラバラな言葉をコラージュすることによって描いた作品。
原爆投下、玉音放送、毎年めぐってくる終戦の季節……。
様々なテキストをつなぎ合わせているのは、観客に共有されている日本の近現代史。
近年の地点作品の中で最も音楽的な作品とも評され、忌避されがちなテーマにも関わらず観客からの人気も高い〈隠れた名作〉です。
使用テキスト:
大日本帝国憲法(御告文・憲法発布勅語・本文)、朝吹真理子『家路』、玉音放送(終戦の詔勅)口語訳、
日本記者クラブ公式記者会見記録(1975年10月31日)、別役実『象』、『犬養木堂氏大演説集』、
F・カフカ『彼』、日本国憲法前文
演出:三浦基
出演:安部聡子 石田大 小河原康二 窪田史恵 河野早紀 小林洋平
照明:藤原康弘
音響:堂岡俊弘
舞台監督:大鹿展明
制作:小森あや 田嶋結菜
2015年
7月10日(金)20:00
7月11日(土)20:00
7月12日(日)20:00
7月13日(月)20:00★【完売】
上演時間:約60分
★=トークあり
ゲスト:白井聡(京都精華大学人文学部教員)
1977年東京都生まれ。専門は政治学・社会思想。レーニンの政治思想をテーマとした研究を手掛ける。2013年、『永続敗戦論――戦後日本の核心』(太田出版)により、第4回いける本大賞、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞を受賞。著書に『未完のレーニン』(講談社)、『「物質」の蜂起をめざして』(作品社)など。