2015年は、「大坂の陣」400年にあたります。
「大阪の陣」の後、波乱と変化の時代を生き抜いた人々はそれぞれに新たな方向へ進み始め、時代は徳川の世を迎えました。高台寺にとって苦難の時でありましたが、北政所の意志を受け継ぎ転換期の高台寺を支えた人々がいました。今回の展覧会では「大阪の陣」の後、転換期の高台寺を支えた人々に焦点をあて、伝来の品々と共に紹介いたします。
「大阪の陣」の後の北政所を精神面で支えた甥の木下長嘯子。
「大阪の陣」の後も高台寺の寺領を認めた徳川秀忠。
北政所亡き後、その意志を受け継ぎ転換期の高台寺を支えた三江紹益和尚。
これらの人物の存在は、江戸時代の高台寺の存続に深くかかわりました。今回の展覧会では、「大坂の陣」の後に、高台寺と北政所(出家して高台院)に深く関わった人にまつわる品々を展示します。