2014年9月には、初の海外公演をロシア・ウラジーミルとヤロスラヴリで行った地点の『かもめ』。
チェーホフ劇の本場・ロシアではすり切れる程上演されているこの戯曲、「これまでつまらない上演をうんざりする程見て来たから、またかと思ってちょっと心配してたんだ。でもあなた方の『かもめ』を見て、チェーホフの本質を教えられた。素晴らしかった!」と、各地で絶賛をいただき、胸をなでおろしたのでした。
長年この作品を上演してきた地点にとっても、アンダースロー版は決定版となりました。
幕前のニーナによるお茶のサービスはなくてはならない演出。
少し早めに会場にきて、堪能していただければ幸いです。
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大女優のアルカージナは恋人で人気作家のトリゴーリンを伴って湖畔の屋敷に戻ってきている。革新的な作家になることを志す息子のトレープレフ、女優を夢見るその恋人ニーナ。若いふたりによる劇が仮設舞台で上演される。トレープレフに片思いするマーシャ、マーシャに求婚しているメドヴェージェンコの姿もそこにはある――。
作:アントン・チェーホフ
翻訳:神西清
演出:三浦基
出演:安部聡子 石田大 小河原康二 窪田史恵 河野早紀 小林洋平
美術:杉山至+鴉屋
衣裳:堂本教子
照明:藤原康弘
音響:堂岡俊弘
舞台監督:大鹿展明
制作:小森あや 田嶋結菜
2015年
5月2日(土)20:00
5月3日(日)20:00
5月4日(月・祝)20:00
上演時間:約80分