〈歌舞伎〉に現代の視点で切り込む木ノ下歌舞伎。
2013年初演の話題作で、初の全国5都市ツアー!
木ノ下歌舞伎の『黒塚』は、主人公の老婆を単に伝説の中の鬼女ではなく、一人の人間として描き直し、その対比として僧侶を描くことで、現代を生きる私たちが抱える問題を投影するドラマとして描き直しました。
現行歌舞伎を現代劇の俳優が完全にコピーするところから造り上げた、現代語と歌舞伎言葉を行き来する台詞と、舞踊劇ならではの美しい型がふんだんに取り入れられた舞踊シーン、そして、小さなあばら家から月が浮かぶすすき野原まで変幻自在の空間が、ただの伝承ではなく、現代に生きづく大きな物語へ誘います。
『黒塚』チラシ画像[デザイン:天野史朗]