京都市立芸術大学の移転に先駆けて、京都駅の東に徒歩10 分に位置する移転予定地 崇仁(すうじん)地域および京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA にて、「still moving」を開催します。
10年以内の近い将来、京都市立芸術大学が、京都駅にほど近い「崇仁地域」に移転する計画が進んでいます。
この地域は、京都駅から徒歩数分という好立地に加え、地域内に流れる高瀬川と鴨川、東山を望む素晴らしい眺望という豊かな自然景観に恵まれ、地域の歴史を示す資料館や小学校、史蹟などの地域資源が多く残っています。しかしその一方、人口減少や高齢化の急速な進行に伴う危機的状況の中、地域活力の再生の必要に迫られています。そういった背景から、京都市立芸術大学の移転は、新しい「まちづくり」の核としても重要な役割を担っているのです。
本展は、京都市立芸術大学の「移動」を契機として、国内外のアーティストが集い、この地域に入っていく「第一歩」となります。
多面的に社会が国際化し、個々の文化への意識はますます高まりを見せる中で、日常の様々な場面で越境・移動を実感せざるを得ない現代。優れた伝統を継承しながら常に新しい芸術文化を生み育んできた京都で、国際的な芸術文化都市とは何か、また大学と地域のあり方を探る本展を通して、まちの再生を余儀なくされているこの「崇仁地域」に何が起こるのか、リアルタイムで感じることになるはずです。
参加アーティスト:石原友明崇仁ゼミ、井上明彦+ 二瓶晃、小山田徹、
かげうつし展実行委員会
(企画:林田新、参加アーティスト:小田原のどか、髙橋耕平、水木塁)、
杉山雅之、高橋悟、田中和人+増本泰斗、谷中佑輔、久門剛史、
ヘフナー/ ザックス、RAD - Research for Architectural Domain -
still moving