終戦70年特別展示 序 「HIROSHIMA APPEALS POSTERS展」  終戦から70年。戦争と平和を考える。

ジャンル
  • 美術
  • その他
形 態
  • 展覧会
*ヒロシマ・アピールズとは
1983年、広島国際文化財団と日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)は、人類最初の原爆の惨禍を体験した広島の祈りと願いを、世界および国内の市民に広く伝えるため、言葉を超えて「ヒロシマの心」を訴えるポスターを共同制作し、国内外に広く頒布することで平和を呼びかけるキャンペーン「ヒロシマ・アピールズ(広島は訴える)」の構想を発表しました。
同年、記念すべき第1回目の「ヒロシマ・アピールズ」作品として、当時JAGDA会長だった亀倉雄策氏の「燃え落ちる蝶」が発表されると、美しさと品格を備えながら平和・反戦の祈りが強く込められたポスターとして大きな反響を呼びました。

その後、1989年の第7回まで、日本を代表するグラフィックデザイナーであるJAGDA会員1名が、あらゆる思想、政治、宗教にとらわれない、純粋に中立な立場で、毎年1点ずつ新しい「ヒロシマ・アピールズ」ポスターを無償で制作し、原爆記念日にあわせて歴代の広島市長に贈呈してきました。
アピールズ・ポスターはB1サイズ(1,030mm×728mm)で制作され、自治体や教育機関、医師会などに頒布されるとともに、一般にも販売されました。また、核兵器廃絶に向けて世界各国の都市が連帯する「平和市長会議」の参加都市に贈られ、1985年にスイス・ジュネーブでの米ソ首脳会談前に開かれた原爆資料展や1997年の欧州ヒロシマ展でも紹介されました。
この「ヒロシマ・アピールズ」の活動に賛同した多くのJAGDA会員も自主的に平和ポスターを制作し、アピールズ・ポスターとともに「平和ポスター展」として全国各地で巡回展示され、さらに海外のデザイナーも参加した「日米平和ポスター展」「平和ポスター国際展」は、世界各国で展示されるなど、大きな広がりをみせました。

2005年、戦後60周年を機に、一時中断していた「ヒロシマ・アピールズ」ポスターの制作を再開し、毎年1点ずつ、2014年までに新たに10作品(通算17作品)が制作されてきました。再開後のポスターも毎年広島市長に贈呈されるとともに、広く販売、頒布され、世界に向けて「ヒロシマの心」をアピールし続けています。なお、2013年より、ヒロシマ平和創造基金も「ヒロシマ・アピールズ」の主催団体としてプロジェクトに参加しています。

イベント情報

日時
2015年2月24日(火)~ 2015年6月14日(日)
平日10:00~16:00・土日祝10:00~17:00
休館日:月曜日*但し月曜日が祝祭日及び25日の時は開館。翌日を代休日とします。
場所
[上京区]
京都佛立ミュージアム
京都市上京区御前通り一条上る東竪町110

市バス北野天満宮前 下車徒歩3分・京福電鉄 北野白梅町駅 下車徒歩5分
阪急 西院駅よりバス・市営地下鉄東西線 西大路御池駅よりバス
JR円町駅より徒歩15分
料金
無料
URL
http://www.hbsmuseum.jp
主催
京都佛立ミュージアム
問合せ先
075-288-3344
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。