音響芸術と視覚芸術の本質的交差に挑む音楽公演
京都には329年前、1685年に音楽が東西で重なった空の架橋がある。 1685年、近世箏曲の祖・八橋検校が没し、音楽の父母J.S.バッハと G.F.ヘンデルが生誕した。八橋検校の墓は京都・黒谷金戒名寺にある。八橋検校没とバッハ、ヘンデル生誕の時を結ぶ京都は、この330年の音楽による交差に匹敵する音響と視覚の本質的な交差作用による音楽創造、 東西(南北)文化の習合・総合・融合に至る音楽の創出を待っている。 音楽の歴史形成を担う奏者と歴史的文脈を形成する作品との遭遇に、各地から、世界から、冬の京都へ参集を誘う。
(企画:中村典子)
【曲目】
Credo六段(グレゴリオ聖歌=八橋検校)
雅歌(ヨンギ・パク=パーン)
春香伝より(パンソリ古典)
パンソリ新作(キム・ジュンヒ)
光 lumen, quod natum est LICHT(中村典子)
【出演】
箏・二十五絃箏:横山佳世子
パンソリ:オ・ヨンジ
書:シムヒャン
ヴァイオリン:キム・ジヒェ
チェロ:大西泰徳