この度、ホテルアンテルーム京都では、2014年11月29日(土)から2015年1月11日(日)まで京都を拠点に活動する美術家、金氏徹平氏による企画『DAYDREAM with GRAVITY』展を開催いたします。横浜美術館での個展『溶け出す都市、空白の森』(2009)をはじめ、国内外の美術館やギャラリーでの作品発表の他、舞台美術やアーティスト、ミュージシャンとの企画も多く手がけている金氏氏。本年秋に「京都国際舞台芸術祭」公式プログラムとして開催した個展『四角い液体、メタリックなメモリー』では、様々なパフォーマーを迎え、変容する展覧会が注目を集めました。
「言い換え得れば、生々しく生き生きとしたフィクション、儚く交換可能な現実。
(もしくは生々しく生き生きとした現実、儚く交換可能なフィクション。(あるいはそれらの区別の反転そのものや無効化。))
さらに言い換えれば、情報化社会のシュールレアリズム、寝室のアースワーク、ファンシーなもの派、原始人のポップアートのような、、、、」
―金氏徹平
本展は、金氏自身が現在、表現として最も重要だと考えている、物理現象、物質感、身体感覚などを伴うフィクションなどを扱う、7名の作家によるグループ展です。様々なメディアを用い、領域を横断する彼らの世界観は、ホテルという非日常とアパートメントという日常が混在する「アンテルーム(待合室)」という場所で、予期せぬ出合いを生むことになるでしょう。
西上翔平「IC (integrated circle)_1」 2013 合板