なりふり構わぬ「笑い」の「実験」を仕掛け続ける
パフォーマンス企画ユニットの新作。
新作コントのオムニバス公演。誰でも笑える「笑い」というよりは、「笑えるのか」「笑っていいのか」「どうしたらいいのかわからない」、といった実験的な「笑い」を追求する。その方法はなりふり構わず、コント、落語、フリートーク、映像、音楽、奇跡(!)など、使えるものはなんでも使って笑わせる。時事ネタも、身内ネタも、観客席のお客様さえ使って笑わせることも、ある。はたして「笑い」とはなんなのか。価値観のズレ、世間の常識、権威、自己満足を「笑う」ことによって、物事を相対化し、なかなかに生き辛いこの世の中を「笑って」生きる…、などということはすべて後からついてくる。とにかく新たな「笑い」を求めて、新しい作品に取り組む。
THE GO AND MO’S第7回公演『春子の夢』(2013) photo: Ai Nakagawa