今回の出展者 池上真紀 池谷正 西山寛 池田精堂 は互いに親しい友人です。
この展覧会は、4人が一つのテーブルを囲み夕食をつつき、世間話をしたり愚痴をこぼしたり、思い出話やこれからの事を話したりする、例えばそんなやり取りの言葉では伝えきれない想像の部分を、目や耳や体で感じられる形にしようとしています。
今回4人のために4つの部屋を作りました。それぞれの部屋にはそれぞれの記憶や思い、価値観が詰まった表現がなされていて、部屋と部屋は扉で繋がっています。
展覧会を見に来た人に、私達それぞれの部屋(頭の中のイメージ)を行き来することで、誰しもが身近に一つはある「話が通じる仲」の「通じる」という形の無いぼんやりとした概念を、五感で感じてもらいたいのです。