KUNST ARZT では、山西杏奈の初個展を開催します。
山西杏奈は、展示空間を念頭に、素材との対話によって、互いの中に内在/潜在するカタチを抽出するアーティストです。
まるで文様として施されたかのような美しい木目を纏いつつ、“結ぶ”、“ねじる”、“たわむ”といった木材らしからぬフォルムの連作「無題(2013)」、自然エネルギーの中にたゆたうように注連縄が立ち上がる「三本立像 (2012)」など、装飾性を極力排除したスピリチュアルな美を内包しています。
本展は、木材以外の素材と向き合う新たな試みです。ご注目頂ければ幸いです。(KUNST ARZT 岡本光博)