開館20周年記念展示「村田理如 蒐集の軌跡Ⅰ」

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
 清水三年坂美術館は幕末・明治期の七宝、金工、蒔絵、京薩摩などを常設展示する日本で初めての美術館として2000年に開館しました。当館で展示する作品は全て館長の村田理如が30年以上にわたって蒐集したものであり、今や再現不可能ともいえる高度な技と独特の感性で作られた細密・繊細なものばかりです。
 村田は幼い頃から美しいもの、面白いものが好きで、物心がつく頃には石や昆虫、切手などを蒐集していました。特に翅の色や模様が美しい蝶を好んで採集し、精緻な体の構造や鱗粉の光沢をルーペなどで飽かずに眺めていたといいます。そのためか、当館では蝶をモチーフにした作品を数多く収蔵しています。
 大人になってからは化石や隕石を収集する一方、細かい手仕事にも興味を持ち、シルクロード周辺諸国や中南米の工芸品、西洋陶磁器やエミール・ガレのガラス工芸なども買い求めるようになりました。そうした中、村田は日本の明治工芸に出遇います。その完成度の高い凝縮された美しさにすっかり魅了され、以降、全ての情熱を明治工芸の蒐集と研究に捧げることとなっていったのです。
 本展では開館20周年を記念し、村田が生涯をかけて蒐集してきた多岐に渡るコレクションより、明治工芸と出遇う前に集めた名品・珍品の数々を2期に分けて紹介し、その美意識の原点に迫ります。
◆第1期の主な展示作品:
 ・蝶がモチーフの明治工芸 ・化石、隕石 ・鉱物 ・エミール・ガレなど

イベント情報

日時
2020年11月21日(土)~ 2021年2月7日(日)
10:00~17:00(入館は16:30まで)
毎週月火休館(但し、祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月5日)
場所
清水三年坂美術館
京都市東山区清水三丁目337-1

◆バス
JR京都駅、近鉄京都駅より
  ・市バス206号系統 「清水道」下車 徒歩7分 
  ・市バス100号系統 「清水道」下車 徒歩7分
京阪祇園四条駅より
  ・徒歩約20分
  ・市バス207号系統 「清水道」下車 
  ・京阪バス 「清水道」下車 
京阪清水五条駅より
  ・徒歩約20分
  ・市バス80号系統 「清水道」下車 徒歩7分
阪急河原町駅より
  ・徒歩約25分
  ・市バス207号系統 「清水道」下車 徒歩7分
◆タクシー
三年坂は土・日・休日の午前10:00~午後5:00の間、車両通行禁止のため、
曜日によって最寄りの下車の場所が異なります。
ご乗車の際に、以下の要領をお伝えいただくとスムーズです。
[平日(水・木・金)の場合]美術館前まで乗車可
  ・行き先:「清水三年坂美術館」もしくは「三年坂」
  ・行き方:東大路通から八坂通を東へ入り三年坂へ
  ・下 車:美術館前(タクシー進行方向左手にございます)
  ※ 桜や紅葉などのシーズン中は三年坂が大変混み合いますため、
   [土・日・休日の場合]と同様にお越しいただくことをお勧めします。
[土・日・休日の場合] 最寄りの場所で下車後、徒歩1分
  ・行き先:「三年坂」
  ・行き方:東大路通から高台寺南門通を東へ入り三年坂へ
◆車でお越しの方へ
当館に駐車場はございません。周辺の有料駐車場をご利用ください。
尚、三年坂は土・日・祝日の午前10:00~午後5:00の間、車両通行禁止となりますのでご注意ください。
料金
大人:800円
中・高・大学生:500円 ※必ず学生証をご提示ください。
小学生:300円
幼児:無料
※障害者手帳をお持ちの方と付き添い者1名は50%割引
URL
https://www.sannenzaka-museum.co.jp
問合せ先
TEL:075-532-4270 FAX:075-532-4271
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。